「検察vs小沢」の戦い - 一国民から見た損得勘定2009/05/13

事実に基づいてじっくりとこの続きを書こうと思ったのだが、小沢さんの代表辞任発表はやはり大きな出来事だった。なかなか頭の整理ができない。

http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2009/05/12/4300507

とはいえ、昨日書いたように俺の事実認識に間違いがなければ、法の下の平等に反することを国家権力の検察がやって、そのまま通ってしまっていいのだろうか。

西松建設の政治団体から献金を受けて、同じようにその政治団体名を記載した政治家の秘書のうち、小沢さんの秘書だけが即刻逮捕、起訴、長期拘留され、その他の政治家の秘書は何もない。

政治団体の圧倒的大多数はどっかの企業とかの紐付きだろう。となると、現在は自民党だ民主党だと言っているが、政治資金収支報告書の「虚偽記載」とやらでまだ秘書が逮捕、起訴されていない議員は、大久保さんが無罪になるか、政治資金規正法改正など何らかの法的措置がとられない限り、今後ずっと「虚偽記載」とやらで秘書が逮捕、拘留、起訴されかもしれないという恐怖に晒されることになる。そんな状況で議員がまともなことができるだろうか。何をするにも目の上にはつねに検察がある。つまり、ご主人様は検察ってなことになる。

日本の一国民の俺にとっても、かなり恐ろしい状況のような。

米GM破産申請か?の深層2009/05/13

税金の注入を受けながら破産申請をする雲行きになってきた米国自動車大手General Motors。

米GM、破産法申請する確率一段と高まる=CEO(5月12日)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37941620090512

現地11日付けの記事では、GM幹部はすでに保有株式をすべて売却したらしい。

GM executives sold thousands of company shares(5月11日)
http://www.marketwatch.com/story/gm-executives-sold-thousands-of-company-shares

税金投入の時には再建が伝えられていたにもかかわらず、なぜ破産申請の確率が高くなるのか?Financial Timesが伝えるこれに答えがありそうだ。

Credit insurance hampers restructuring plan
(再建計画の障害となっている信用保険)
http://www.ft.com/cms/s/0/8550988c-3e8c-11de-9a6c-00144feabdc0.html

この信用保険とは、何の法的規制もなしに乱発されたCDS。いわゆる、債務者に何かあったときには、保証会社(一般に考える保険会社とは異なる)がその債務者の債務支払いを保証しますよ、という保険。つまり、死亡保険と同じで、今回の場合はGMが破産してくれた方が儲かる人たちがいるってことだろうか。そして、最大の関心は、その儲かる人は誰かってことだろうか。

However, analysts say the chances the proposal will be accepted have been diminished by the large number of credit default swap (CDS) contracts written on GM's debt.

こうなると、何で税金投入したの?ってな疑問も湧いてくるけど。