リバーベンドさんから沖縄の東村高江へ2009/06/02

俺が2001年の911前後に半年近く米国に滞在し、その時の米国社会、米国民の有り様に危惧を覚えて米国の状況を追ってきたことは前に触れた。その過程で米国はアフガニスタン、イラクを攻撃し、現在に至っている。リバーベンドさんは、そのときに出会ったイラク人女性ブロガー。彼女のブログは、とても共感できる文章で、日米主要メディアの報道がいかに事実を隠しているか、デタラメかを教えてくれた。いや、それ以前に、彼女のような女性がイラクに存在し、ブログで世界に向けて発信していること自体が驚きだった。その彼女のブログは2007年10月22日で中断し、彼女自身も母国イラクから出ている。

彼女のブログ、「Bughdad Burning」は、彼女が友人のために書いたという次の一文で始まる。

「... I'll meet you 'round the bend my friend, where hearts can heal and souls can mend...」(友よ、私の心が失われあなたさえ見分けることができなくなったら、どうか私を偉大な文明をはぐくんだ、チグリス・ユーフラテスの胸元に連れて行って欲しい。そこで私は心を癒し、魂を再生させるでしょう。)
ソース:Baghdad Burning(英語)、 バグダッドバーニング(日本語)

リバーベンドさんばかりでなく、恐らくは世界中のほとんどの人はそれぞれに、困難に出会ったとき、孤独になったときに「心を癒し、魂を再生させる」場、「故郷」があるだろう。俺にとっては、それは富士山であり、湘南の風景であり、そこに暮らす人々でもある。そういう場が理不尽に破壊されたり、そこから離れざるをえなくさせられたりすることは誰にも耐えられないことに違いない。

しかし、それが、ここ日本の、米軍基地の宝庫、沖縄の東村高江で起きているようだ。そのことをブログの世界では超有名な「きっこのブログ」が、ブログ取り締まりとの関連で取り上げている。

政府によるブログの取り締まり
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/05/post-2aba.html
「やんばる東村 高江の現状」
http://takae.ti-da.net/

地検は国民を馬鹿にしてるんじゃなかろうか?2009/06/02

マスコミの報道をいくつか見ての判断だが、東京地検は国民を馬鹿にしてるんじゃなかろうか?と思わざるえない。かなり頭が疲れているけど、とにかく突っ込んでみよう。誤字脱字はちょっと勘弁していただいて、事実として間違っている箇所があったら指摘してください。先ず、今日はコレ。

NHKの6月1日付けの報道によれば、二階さんの平成18年(つまり、2006年、年度に注目!)までのパーティー券問題の不起訴について、東京地検は次のように説明したらしい。

「東京地検特捜部は「問題のパーティー券は、二階大臣の秘書が西松建設に購入を依頼していたが、派閥の団体の会計責任者など政治資金規正法の対象になる関係者は西松建設側とは接触しておらず、実際には西松建設が購入したと認識していたとは認められない」として、当時、この団体の会計責任者だった泉信也参議院議員など、派閥の関係者については容疑が不十分だとして不起訴にしました。」
二階派の関係者 不起訴に(ページ末をクリックして、「もっと詳しく」のページ)
http://www.nhk.or.jp/news/k10013354631000.html#

「実際には西松建設が購入したと認識していたとは認められない」となると、03年以降(パーティー券問題の3年前)に自民党の政治資金団体「国民政治協会」(国政協)やその他自民党政治家の政治団体に関するこの記事はどうなるんだろうか?03年にこんなことが起きていて06年以降のパーティー券の問題で「認識していたとは認められない」なんてあり?そもそも記事にある「複数の政治家」って誰?

「西松建設の巨額献金事件で、同社のダミー団体とされる新政治問題研究会(新政研)から献金を受けた自民党の政治資金団体「国民政治協会」(国政協)や複数の政治家の政治資金収支報告書に、新政研の住所として東京都港区の西松建設本社住所が記載されていたことが5日、分かった。」

収支報告書に西松の本社住所 自民「国政協」など
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030501000065.html