「売国奴」と「愛国心」2009/07/01

今、ネットの世界では一般の人たちによって、「売国奴」という言葉がごく当たり前のように使われている。左翼とか朝日新聞に対してではなく、小泉純一郎元首相や竹中平蔵氏、また西川善文氏をはじめとする日本郵政を牛耳る人たちに対してである。「売国奴」という言葉の現在の使われ方は、1989年のベルリンの壁崩壊、それに続くソ連崩壊によって左翼とか右翼とかが意味をなくし、死語となりつつある今、一般の人たちの中で「売国奴」という言葉が持っているごく普通の感覚で使われているように思える。何が変わったのだろうか?

売国奴が当たり前の言葉になることによって、俺が一つ感じるのは、戦後ずっと俺たちは売国的行為を行ってきたということだろうか。日本の国土の最も良い土地を自由に米軍に使わせ、その上、米軍に対する「思いやり予算」と称して毎年2,000億円以上の税金を米軍に献上している。今度はグアム移転費まで負担し、ふざけたことに沖縄の米海兵隊の司令官とやらは、日本側のもっと多くの移転費負担を示唆している。それも、毎年3万人を超える日本人が自殺している中でである。こんなふざけた話があるだろうか。

グアム移転費「不足」 米司令官指摘
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-144393-storytopic-108.html

日本国民の最大多数の最大幸福を考えるべき政府がずっと米軍に奉仕する売国的行為を続け、同じ自民党がほぼずっと政権を担っている。米軍への奉仕を売国的行為と見なさない親米右翼と呼ばれる人たちが、右翼と呼ばれる資格はもはやない。

と同時に、いわゆるプロ右翼とかプロ左翼ではなく俺たち一般の人間が「売国奴」という言葉を使うことによって、「愛国心」という言葉は薄汚れた政治的な意味付けから解放された。いわゆる共産党をはじめとする左翼が攻撃するような、あるいは安倍元首相が使うようなチンケな意味ではなく、本来俺たちが持っている感覚の「愛国心」、日本の風土や人々に対する「愛国心」に生まれ変わるのではないだろうか。

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