美しいインタビュー・ビデオ2009/07/10

美しいといっても、残念ながら女優のインタビューではない。ブログをいくつか見ていたら、以前にこのブログでも紹介したことがある「エコノミック・ヒットマン」のジョン・パーキンスさんのインタビューが紹介されていた。「エコノミック・ヒットマン」は米国の「皇帝」(大統領ではない)の代理人として海外で経済的な働きかけ、工作をする人だ。美しいのは、そのパーキンスさんの「皇帝」の描写。このビデオではチェイニーが取り上げられている。米国「皇帝」から見てイラク侵攻とは何であったのか、わずか5分のビデオに見事にまとまっている(日本語字幕付き)。

「時代の精神 続編」SP. 9.11の裏の犯人たちの他国への侵略のやり方
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=I92gtx11Fi8&feature=channel

このビデオを紹介されていた「にほん民族解放戦線^o^」さん、「落選運動ブログ」さんに感謝したい。

にほん民族解放戦線^o^
http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/f6ec613faebc4426df2e14ba4ffd9917

落選運動ブログ
http://rakusen.exblog.jp/10421000/

カリフォルニアは州立銀行をつくるべき?2009/07/10

同じような疑問を持つ人はいるものですね。100兆円を超える税金で民間金融機関を救済する一方で、何でカリフォルニアに2兆円チョビの融資ができないのか。それも、このコラムによると、連邦政府はローンの保証にも応じなかったようですね。つまり、カリフォルニア州は自分だけで保証するしかなくなり、それがカリフォルニア州発行IOUの金利3.75%になった。

Yet the federal government has even rejected California’s request for a loan guarantee, which could have saved the State hundreds of millions of dollars in interest. The clear message is, “You’re on your own.”
出典:California Dreamin’: How The State Can Beat Its Budget Woes by Dr. Ellen Brown
(カリフォルニア州が予算の問題に打ち勝つ法)
http://dandelionsalad.wordpress.com/2009/07/08/california-dreamin%E2%80%99-how-the-state-can-beat-its-budget-woes-by-dr-ellen-brown/

ところがどっこい起死回生の一発!

何と法律では、州が「信用状」を発行することは許可していないけど、「小切手貨幣(?)」という別の形の貨幣を創造することは許可している。この貨幣を発行するには、州立銀行を設立しさえすればよい。

The law does not allow the States to issue “bills of credit,” but it does allow them to create another form of money called “checkbook” money. All a State has to do is to form its own bank

で、実際にそのようにしている州がある。ノース・ダコタ州とモンタナ州。で、この2つの州は予算不足に陥っていない。ノース・ダコタでは1919年以来、州の歳入をその州立銀行に預金して、その預金を信用創造の準備金として利用できるようにしている。つまり、自ら信用創造することでウォールストリートの信用凍結に打ち勝ってきている。

まあ、共和党とはいえ、シュワルツネッガー知事のことですから、こんな手をとるかどうか。シュワルツネッガーさんの提案している経費削減を見ると、これからオバマ政権がやろうとしている医療費削減や身障者に対する補助削減などほとんど人減らし案といっていい内容のようですから。

*知事会の提言自体がアホらしい!2009/07/10

自民党に出したという知事会の提言がどんなものやら、見る機会がなかったのだが、あの東国原さんが何とつい最近の7月6日にアップしていた。

全国知事会要請文
http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10294435968.html

ざっと読んだのだが、知事会の提言自体がアホらしいんでなかろうか。特に以下に引用した一番最後のなんか、これからますます会社倒産、大幅税収減、購買力低下が起きるってのに、何を考えてるんだろうか。

「Ⅱ 新たな国民負担について議論を避けず、地方消費税の充実・引き上げを!
地方は、危機的な財政状況の下、これまで職員削減や給与カットなど国を上回る徹底した行政改革を行ってきたが、地方交付税の大幅削減に加え、今後、社会保障関係費等が確実に増嵩することから、財源不足額はさらに拡大することが見込まれる。医療、福祉等の社会保障や、教育、消防などの住民生活に必須の行政サービスを安定的に提供していくため、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方消費税の充実・引き上げを行うこと。」

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今時、職員削減や給与カットなんて当たり前。それじゃなきゃあ一般企業は生き残れない。国と比較してどうすんだろうか。要するに公務員が楽をしているんだから、国も地方自治体もやればいいだけのこと。それ以上に国民の購買力がすごい勢いで落ちているのに、消費税を引き上げてどうすんだろうか。一体全体これで何をしたいのか。政党の支持とか言う以前に、知事会の提言自体の説明を受けた方がいいんでなかろうか。詰まる話が、こんな経済状況がヒドイ中で自民党と同じで、消費税を上げましょう、って言って、自公政権を後押ししているだけでないの。