八ッ場ダム - 何が何でも完成したいなら2009/09/25

「八ッ場ダム」の展開はなかなか面白いようだ。テレビ報道に対する非難も高まっている。まあ、中止反対派だけを取り上げているとなると、非難されて当たり前だろう。

あくまで素人考えだが、今回、石原都知事は「7割もできているプロジェクトをやめる意味合いが感覚的に理解できない」と言っているらしい。

石原都知事、「八ツ場ダム中止」で関係知事と意見集約へ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090918AT3B1801018092009.html

また、テレビ報道通りにそれほど中止反対が根強いなら、中止を撤回して計画通りにやらせたっていいんじゃなかろうか。ただし、次の条件付き。

・ 予算は当初の2,100億円から倍以上の4,600億円にすでに変わっているのだから、この4,600億円こっきり。
・ 4,600億円で完成する具体的な工程表、各工程の経費をしっかりと提出して貰う。すでに使ってしまった金額が何に使われたのかもしっかり報告書を提出して貰い、もちろん全額差し引く。
・ 以降、国は一切関与しないで、どうしても八ッ場ダムが必要と考える東京都と自治体の責任でやってもらう。ケースに応じて、国の事業を地方自治体がやったってかまわない。全国知事会の推奨する地方分権の試験としても興味深いし、法的な障害があるなら法改正すればいい。ダムなんて、地域によって事情が違うだろう。
・ 特定地域の税金ではなく、国民の税金を使うのだから、その使途をしっかりと監査する。会計検査院の仕事かな?

報道されている通りであれば、八ッ場ダムの恩恵を受ける地域の人もこの方が納得するだろう。また石原都知事が「7割もできている」と言っているのだから、残りは3割だけ。一番いいのは、石原都知事の責任でやることかも。

コメント

_ 名無し ― 2009/09/27 12:03

残りを東京都にやってもらうと言う案は面白いです。
正直私も何故中止なのかの理由が良く分かりません。
地元の方達だけでなく全国民にその理由を詳細に、記者会見でも開いて前原大臣は語ってもらいたいと思います。国民の税金で作ってきている訳けでもあるし。

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