掲示板「阿修羅」に驚くべき投稿記事2009/05/30

「阿修羅」という掲示板に「のどけからまし」という方が驚くべき記事を投稿している。世界の現状を把握する上で非常によくまとまった内容だと思う。俺自身は紹介されている細部の事実について確認できていないものもあるし、一部承服できない部分もあるが、「のどけからまし」さんの書かれている内容には、たまたま911前後の4,5ヶ月の間米国に滞在してていて、米国の有り様に危惧を抱き、その後、イラクをはじめとして、さまざまな面から米国の動きをずっと追ってきて俺が達したのと同じ結論が底流に流れている。

その結論とは、米国を拠点とする一部の連中は、米国の力を利用して世界を支配する動きをずっと進めているということ。彼らにとっては、米国は超大国ではあるが、あくまで自分たちの金儲けに利用している国の一つにすぎない。ドルが基軸通貨になっていて超軍事大国であり、米国の意見が国際社会の意見と勘違いされているから、現状、これほど利用価値の高い国はない。

1京円の国家負債でジンバブエ化か落魄のアメリカ帝国 ビルダーバーグも制御不能大恐慌突入不可避 何を告げるUFO 投稿者 のどけからまし
http://www.asyura2.com/09/hasan63/msg/139.html

「のどけからまし」さんは記事中で「ニューヨーク・タイムズ」にも触れており、同じく「阿修羅」に旅烏さんが紹介している次の記事は、「のどけからまし」さんが指摘しているような観点から見る必要があるだろう。

ニューヨーク・タイムズ、検察に媚びる日本の新聞を切る(2009.05.29 金融そして時々山)
http://www.asyura2.com/09/senkyo64/msg/352.html

ニューヨーク・タイムズもまた、今回の日本の主要メディア同様、[政府関係者」、「政府高官」、「高官」などの匿名を使い、イラク武力行使においてブッシュ政権に多大の貢献をしたことを忘れてはならないのではないか。以下は、Wikiからの引用。

「イラク大量破壊兵器報道問題 [編集]

2002年9月8日、ジュディス・ミラー記者による記事で「イラクが過去1~2年にウラン濃縮技術に必要なアルミニウム管数千本を入手しようとしていた」という政府関係者からの情報を掲載した。その日チェイニー副大統領はTVでのインタビューで「これは今朝のニューヨークタイムズにも載っていた確実な情報だ」と述べ、フセイン大統領の核開発疑惑を訴え、イラク戦争への世論誘導に利用した。後に捏造であると判明するこの情報を流したのは、他ならぬチェイニー副大統領のスタッフ(リビー副大統領首席補佐官)だった。いわばチェイニー副大統領の自作自演である可能性が高かったわけだが、ジュディス・ミラーとニューヨークタイムズは情報源秘匿の原則に従って、この事実をイラク開戦後もずっと隠蔽していたため「ブッシュ政権の情報操作に加担した」と厳しい批判を受けた。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA

掲示板「阿修羅」に驚くべき投稿記事(後日談)2009/05/30

「ニューヨーク・タイムズ」に関するWikiの記事を読むと、日本に比べて、アメリカにはまだ「健全な...」なんてことが思い浮かぶ人がいるかもしれない。しかし、ブッシュ大統領もチェイニー副大統領も、大量破壊兵器やアルカイーダの関係が嘘だと議会報告されてもそれぞれ二期をフルに勤め、何のお咎めもなしである。特にチェイニー元副大統領なんて「自作自演」と書かれていながら、何もなし、というよりは、最近はさかんに発言しているようだ。こうした事実が何を意味するのか?

そして期待されているオバマ大統領は、ブッシュ時代にFISAとかいう法律で通信事業者の盗聴が過去に遡って免責された後、"sovereign immunity"とか言い出し、行政府の人間も免責を認めちゃうみたい。つまり、少なくとも盗聴については何でもありで、ブッシュは露骨すぎたから、オバマさんはもうちょっとソフトタッチ、でも、実際にやっていることは大して違いないというか。まだ調べていないけど、オバマさんもブッシュ元大統領がお得意だった裏の法律、executive orderとかsigning statementという特権命令を発しているか、これから乱発することになるのかもしれない。