のりピーを巡る壮大なる滑稽2009/09/15

普段からほとんどテレビや新聞を見ない俺でも、酒井法子さんのニュースはいやでも目に飛び込んでくる。で、押尾学さんのも含めて、政治的な意味合いとかいろんな見方が出てくるのは当然なのだが、それ以前に湾岸署前とやらの報道陣の数の多さには驚いた。100人?200人?それも昨日かららしい。いわゆるマスコミとやらは、酒井法子なる子持ちのオバサンの釈放に向けて大の大人を100人も200人も張り付かせているのだ。

一人の子持ちのオバサンに100人、200人だよ。つまり、マスコミは、大の大人を何もなしに一日中100人も200人も張り付かせるほど、酒井法子という子持ちのオバサン釈放のニュースが重要と考えていることになる。一体全体、こいつら全体の経費はいくらぐらいになるんだ。これこそ、記者クラブの特権を生かして、マスコミ全社の間で写真を撮ったり、インタビューしたりする代表を決めてやりゃあいいじゃないか。そんな程度のニュースだろ。マスコミはよっぽど無駄ガネ、無駄な人員がいるんだろうか。

おまけに、この宮崎雅弘という方はこの状況をとらえて、訳の分からないことを書いているし。見出しと最初の一段落を読んだだけで笑ってしまった。

見出し: リーマン破綻から一年が経って、未曾有の金価格、不気味な円高  日米欧の関心は雇用と所得、鳩山次期政権は現実に対応出来るだろうか?」
最初の一段落:  「9月15日」は“リーマン記念日”。鳩山政権は明日発足するらしい。しかし不思議や不思議、熱狂的期待感は皆無、酒井のりビー保釈と閣僚人事予測が同列のエンターテインメントになっている。この一種壮大なニヒリズムは何だろう?
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成21年(2009年)9月15日
http://gensizin2.seesaa.net/article/128065121.html

「この一種壮大なニヒリズムは何だろう?」って何?ってオタクに聞きたいよ。「壮大なニヒリズム」とかそういうんじゃなくて、いろんな思惑があるにせよ、これが重大ニュースだと考えて、あるいはしたくて、100人も200人もの大の大人を子持ちのオバサンに張り付かせているマスコミが「壮大な大バカ」ってだけじゃないの。「鳩山次期政権は現実に対応出来るだろうか?」ってなことを書く前に、自分の頭の方が現実に対応しているかどうか心配した方がよさそうな。