8月30日 生きてて良かった - 従属からの独立の第一歩2009/08/30

今日は投票日。先ほど投票を済ませた。まさか投票をして生きてて良かったなんてことを実感するとは思ってもいなかった。まだ決まったわけではないが、民主党大勝利は間違いないだろう。ニューヨーク・タイムズへの寄稿文の中で鳩山さんは、「自国民の財政、生活を守るために、モラル、節度のない、飽くことなき市場原理主義および金融資本主義にどのように終止符を打てるのか?」と問うた後で、これこそ真の保守という内容のことを書いている。

「どの国の経済秩序も長い年月をかけて築き上げられ、そこには、国民の伝統、習慣、生活様式が反映されている。しかし、グローバリズムは、経済以外の価値、環境問題、資源の制約の問題をまるで考慮することなく進んできた。

冷戦以降の日本社会の変化を振り返ったとき、現在のグローバル経済は正に伝統的な経済活動を傷つけ、地域共同体を破壊してきた、と私は考える。

市場理論の観点からは、人間は単なる人件費である。しかし、現実世界では、人は地域共同体組織を支え、その生活様式、伝統、文化の体現者である。個人は地域共同体内で仕事と役割を手にし、家族の生活を維持できることで人としての尊敬を得る。

友愛の原則の下、私たちが、農業や環境、医療などの人の生命と安全に関わる分野をグローバリズムのなすがままにさせる政策を実施することはない。」

これは、ある意味、米国従属からの独立宣言と言ってもいいのではないだろうか。従属してさらに困難な状況を迎えるよりは、従属から独立して困難な状況を迎える方がはるかに価値がある。この方向で進めるよう、鳩山由紀夫さんや老獪な小沢さん、民主党の方々を応援していきたい。何よりも、日本の独立こそが最優先事項だ。