「世界日報」が絶賛する日本の検察2010/01/17

小沢さんに対する今回の東京地検の動きに関して、サーチナが非常に興味深い記事を2つ書いている。好対照。李信恵・山口幸治という連名の記事で、2つを見比べると、ちょっとした、しかし、「深~い真実」を伝える貴重な記事かもしれない。地検のバックは誰か?を考える上で。

1つ目が、14日付けで「小沢幹事長の事務所が家宅捜索、韓国でも話題に」と題して小沢氏の事務所に家宅捜索に入ったことを伝える韓国の反応。テレビ局やハンギョレ新聞の報道を伝えるなど、まあ言ってみれば中立的。一部を紹介すると、

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  韓国でもこのニュースは大きな話題となり、SBSやMBCなど各テレビ局、中央日報や朝鮮日報などの新聞社などが一斉に報じており、その関心の高さがうかがえた。

  また、韓国のハンギョレ新聞は「民主党の最高実力者、小沢一郎幹事長と検察が全面対決に入った」「万一、小沢側の主張が事実ならば、4億円の裏献金は存在せず、検察は世論の反発を買うことになるだろう」と伝えている。

  韓国のネット上では「政権が交代したばかりなのに問題が続出しており、日本国民も憤っているのではないか」「小沢幹事長に最大の危機が訪れた」「小沢幹事長や民主党への弾圧か」といった意見が見られた。

小沢幹事長の事務所が家宅捜索、韓国でも話題に
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0114&f=national_0114_008.shtml
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しかし、2日後の16日になると、2日前の記事はなんだったのかと思えるような内容になっている。見出しも「日本の検察『権力者によどみなくメス』と韓国では絶賛の声も」となり、おまけに紹介されている新聞は、あの世界日報。

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また、この事件とともに日本の検察にも注目が集まり、韓国の新聞、世界日報は14日付けの紙面に「権力者によどみなくメスを入れる日本の検察を見て」と題した社説を掲載。「日本の検察が、不法な政治資金授受疑惑を受けている、民主党の小沢一郎幹事長が代表を務める資金管理団体を捜索。小沢幹事長といえば、与党の実力者だ。ところが日本の検察は真正面から捜索し、検察本来の姿勢を見せている」と記している。

日本の検察「権力者によどみなくメス」と韓国では絶賛の声も
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0116&f=national_0116_005.shtml
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世界日報って、あの悪名高き統一教会系だよな。Wikiにも載っている。で、統一協会といえば、米国ではブッシュ政権、CIAとのつながりや日本でも安倍晋三などの何人もの自民党政治家が取りざたされている。ネットでやたら流れている小沢さんや鳩山さん、現民主党連立政権に対する罵詈雑言の出所はどこか、どういう連中か、すべてとは言わないが、これで明らかじゃないか。いやあ、日本の主要紙よりサーチナの方が桁違いにいいですね。「李信恵・山口幸治」という二人の記者、これを通したサーチナに拍手ぅー!

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世界日報

世界日報(せかいにっぽう)は日本で発行される統一教会(世界基督教統一神霊協会)系列の右派・保守系新聞。統一協会の関連会社、「世界日報社」が発行している。1975年1月1日創刊。代表取締役社長兼主筆は木下義昭。「世界日報社」の初代会長は統一教会と「国際勝共連合」の会長を兼任していた久保木修己である。
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韓国の全国紙『世界日報』や、統一教会傘下の「ニューズ・ワールド・コミュニケーションズ」社が発行する『ワシントン・タイムズ』紙(『ワシントン・ポスト』とは全く無関係)と提携している。当然ながら両紙とも統一協会系である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%97%A5%E5%A0%B1_%28%E6%97%A5%E6%9C%AC%29
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_ サラリーマン活力再生 - 2010/01/17 17:30

224497 「小沢・検察問題」ネット上での強い関心は、検察やマスコミへの強い不信感の生起⇒事実追求(=覚醒)の兆候では
  猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 10/01/17 PM05

>小生のブログ(「文芸評論家・山崎行太郎の政治ブログ「毒蛇山荘日記」)は、小沢擁護、検察批判の立場から、かなり過激に「小沢/検察問題」を取り上げていますが、取り上げるようになってから、ブログランキングが、50位ぐらいから急上昇し始め、現在16位にまで躍進しています。(文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』)

同感です。確かに、
るいネットの「よく読まれている記事週間ランキング」や
★阿修羅♪の「総合アクセス数ランキング」
を見ても、「小沢・検察問題」がネット上で強い関心を集めていることが一目瞭然です。

ちなみに、小生のブログ「サラリーマン活力再生」の日別アクセス・ランキングも、全部で約1,350,000のgooブログ中、普段はだいたい500〜800位をウロウロしていますが、「小沢・検察問題」の掲載が増えたせいか、ここ1週間は全て500位以内に入り、昨日(1/16)は275位まで上がりました。(ご愛読誠にありがとうございます)

>ブログランキングの数字を信用しているわけではありませんが、これは、一応の目安として考えてみても、「小沢一郎支持」が意外に多いということを意味しているようにも思われます。国民は、間違いなく「政権交代」と「民主党政権」と「政治家・小沢一郎」を支持しています。(文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』)

ここも概ね同感ですが、もっと言うと、国民による旧体制に代わる「政治家・小沢一郎」への期待と相俟って、検察やマスコミに今まで散々騙されてきたことに対する強い不信感の生起⇒事実追求(=覚醒)の兆候なのではと考えます。