大本営発表に踊らない2010/01/23

定点カメラというのがある。今や日本のそこらじゅうにある。今回の検察のリーク、マスコミの報道を見ていると、自分が定点カメラになっているような気分になることがある。そんな気分のときは、小沢さんの件とかでマスコミが騒いでいることの構造がけっこう鮮明に見えてくる。火元は東京地検特捜部で、騒ぎを大きくしているのがマスコミ。もっともっと騒ぎを大きくしたいから、自作自演もかなり激しくなっているようだ。例えば世論調査なるもので。質問の仕方でどうにでもなるし、インタビューしてもいくらでも編集できる。自分の周囲の方々はけっこう落ち着いていて、だいたいが俺と同じように定点カメラのような見方をしている。

ずっと昔に読んだ本で誰が書いていたのか忘れたけど、戦前と比較しての戦後の日本国民の変化として、「大本営発表に踊らされなくなった」という意味のことを指摘されている方がいた。戦時中にマスコミが果たした役割とそれに対する国民の反応を反省しての指摘なのだろう。

国民が定点カメラのような気持ちでいれば、もっと騒いで欲しい検察、マスコミは自作自演でさらに騒ぎを大きくするだろう。つまんないテレビ番組より、定点カメラから見える風景の方が、お笑いとしてずっと楽しめる。これもまた、国民の立派な気持ちの持ち方ではないだろうか。まさに戦争を反省した国民の姿として。

コメント

_ Fujimi ― 2010/01/23 10:48

フランスに滞在していたとき、各新聞の方針や主張が日本にくらべずっと多様であったことに驚きました。数年前に新聞購読をやめました。

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_ 広く浅い生活 - 2010/01/23 09:22

おはようございます。もう既に...ベランダは布団で一杯!朝から布団を干して....掃除機をかけて....出かけていきました!凄い気合いですね〜本日は....子供の高校の説明会があるので....参加してくると。と言っても....私立なのですが....個人...