鳩山氏名義の文章が明らかにしてくれたこと2009/09/05

NYタイムズやクリスチャンサイエンスモニターの「Opinion」欄に掲載された文章の著作権問題について、いくつか書いたが、少なくとも俺の理解としては、掲載された文章は何ら問題はなく、むしろ、日本の次期首相となる鳩山さんとしては、きわめて当たり前で頼もしい内容という印象だ。今回の問題でむしろ興味深かったのは、いわゆる親米従属保守の従属ぶりのひどさ、時代遅れぶりがますます明らかになったことではないだろうか。例えば、米国主導の市場原理主義に対する反発は世界共通の認識であり、今回のG20でも、あのメチャクチャな金儲け至上、市場原理主義に対して取り組もうとしている。

〔情報BOX〕G20による金融規制強化策の進ちょく状況
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK846212620090903

NYタイムズに掲載された鳩山氏の意見を非難して、どこまでも米国に従えというような主張し、今回のG20で明らかになっているような世界の動きから取り残されていることを自ら証明した代表株の方の意見を振り返るのも一興かもしれない。現状のままを維持しようとする限り、アメリカは他国にパラサイトすることでしかやっていけないことを世界は認識している。タイトルは、「鳩山さん、よく考えてください」ではなく、「岡本さん、よく考えてください」の方がピッタリかも。

【人界観望楼】外交評論家・岡本行夫 鳩山さん、よく考えてください
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090901/stt0909010304005-c.htm

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