辺野古を思う...2009/11/08

Google Earthで沖縄、辺野古、高江を見ていた。行ったことのある人はもちろん想像できるだろうけど、行ったことのない人もこの写真を見るだけで、辺野古とか高江とかがどんな場所か想像できるだろう。

辺野古周辺で広がる干潮の潮だまり
琉球新報より
「見てほしい辺野古の海」 下地さん、写真で反基地訴え

こんな場所に新たに米軍施設を作らせていいんだろうか?...

自然の美しさとかいうのは勿論だけど、そもそも、コストから考えても、圧倒的大多数の日本国民にとってもまるで割に合わないと思える。なぜなら、アメリカは、現在の国内経済情勢、産業構造(主なものは軍需産業と金融業しかない)から見て、世界中に散らばるいろんな米軍基地をほどなく維持できなくなる。多くは10年も持たないと思う(基地再編もその一環でやっている)。日本で米軍基地の面倒を見るのであれば、思いやり予算などを含めて直接的にも間接的にも、日本国民が全部面倒を見てやることになる。

ということは、例えば10年米軍の面倒をみるとして、たかだか10年のためにあの自然を破壊するのだ。地元で暮らしている人たちは、孫や曾孫や、この先何十年も何百年も暮らす。たかだか10年のためにあの自然を破壊したいと思うだろうか。

こう考えると、沖縄は現状を維持した方が、さらには最終的には米軍基地を最小限まで縮小した方が日本にとってはるかに有益だ。なぜなら、米国経済がこの何年の間に回復することはあり得ないし、むしろ、日本にとって有益なのはアジアとの交流であり、すでに貿易統計を見てもそうなっている。この意味で沖縄は非常に重要な位置にあると思える。

何かこのままゲーツとかの脅しに怯えて、言うなりのことをやったら、言葉は悪いけど、「ハイ、どうぞ」ってケツの穴を差し出してるような気分だけど。まあ最近、そんなのがまた登場しちゃって。それも、おいらの県から。

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