政権ではなく政治体制選択の状況へ2010/01/30

恐らく多くの国民は、毎日のニュースをウンザリしながら見ていることだろう。ウンザリすることが分かっていても、何となくテレビはそこにあり、何か言っている。経済だ生活だというときに、小沢氏関係の報道を繰り返すアホらしさ。針小棒大に挙げ足をとろうとするマスコミ記者や自民党などの議員のアホらしさ。野党である自民党、共産党、公明党、みんなの党のどれを見ても、政権選択はここ十年はないだろうと思わせる。自民党などは、未だに政権にいたときの延長線上の状況認識。そうでなければ、小沢さんや鳩山さん攻撃にいつまでも現を抜かすことはできないだろう。

自公政権の時代は立法、予算のほとんどを官僚が手がけていたわけで、こうなると、政党レベルの政権交代はもはや問題ではなく、政治体制、つまり、政党政治か官僚政治体制のどちらを選択するかが問題になっているのだと実感する。まさに政治家と官僚の権力闘争(信じられないことに自民党はまるでそんな風には考えてないようだ)。

しかしながら、高知白バイ事件をはじめとして、今回の国会開会前の現職衆議院議員、石川さんの緊急逮捕といい、官僚、特に検察・司法官僚のやっていることはメチャクチャ。法律に則っているとは思えないヤクザ行為をやっている。そんなときに、とうとう『週刊朝日』にジャーナリストの上杉隆さんの署名で次のような違法捜査の記事が掲載されたようだ(今や、署名入りというだけでもマスコミ記者の記事より信頼性が高い)。「本音言いまっせー!」というブログに載せられている内容を利用させていただく。感謝!

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 1月13日午後4時45分、突如、議員会館の石川事務所に見知らぬ人物が押しかけた。衆議院事務局議員会館課の女性職員に案内されてきたのは東京地検特捜部の事務官ら7人である。

 石川の部屋の前の廊下には記者たちが取材機会を求めて待機していた。その目の前での出来事だった。

 操作は極めて強引であったようだ。まずドアをノックすることもせず、会館の職員が東京地検の事務官を部屋に引き入れると、捜索令状も見せずに、内側から勝手に鍵を閉めたのだ。

 その間、捜査事務官たちは、部屋のモノには手を触れないように秘書たちの行動を制限している。約30分後、石川本人が検事と共に部屋に戻ってくるまで無断で占拠し続けたのだ。

 つまり、少なくとも30分近くの間、令状もなく国会議員の部屋が無断で東京地検に“差し押さえ”られたのだ。これは違法行為ではないのか。(P25)

★「週刊朝日」を読み、『地検特捜部は違法逮捕していた』ことを知る」★
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/60858248.html
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石川さんはなぜ逮捕されたの?
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2010/01/29/4842341