ある社長さんからのメール 12/192009/12/19

以前に紹介した社長さんから、またメールをいただいた。海外で少しでも長期滞在された方なら誰でも実感する。何で日本はこんなに生活コストが高いんだろう?

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誰か優秀な人が我々の生活コストを分析して欲しいものです。そして、産業の空洞化、世界ブランドの日本メーカーの工場がどんどんと日本から逃げ出しています。なんででしょうか?生産コストが高すぎるからでしょう。そもそも、工場が逃げ出すほど人件費が高いなら、日本国民の生活はもっと豊かであってもおかしくないはずですが?そんな実感はどこにもありません。おかしな話です。コストが高い理由は他にあるのではないでしょうか?

私の感覚でしかないので、どなたか優秀な人が定量的分析をして欲しいですね。大半のコストは、役人が作り出す彼らの為の団体とか組織維持費用です。税金だけでなく、実質税金に等しい、目に見えない隠れ税金が幾重にも我々の生活を圧迫しているんではないでしょうか?

我々日本国民は優秀な能力を持ち、勤勉です。かなり大変なことですが、多少のコスト高ははねのける能力はあります。しかし、このぶらさがり扶養家族、国民の足を引っ張りながら、且つ、ぶらさがっている連中がいる限り競争には勝てるはずがありません。

朝、車に乗って会社に行くことを考えましょう。車を買う時の税金、車庫手続き費用、ガソリン税、必要以上の車検費用、保険料、免許取得の高額出費、道路に出ればコスト意識もなく異常に何本も引かれた白線、不要な運転注意なんぞの光電看板、隠れて取り締まる速度違反等の山賊もどきの取り締まり、そんな蛛の巣にからめとられて行政処分を受ければ罰金以外に講習費だ教材費だとか、実質罰金の追い討ちがある。印紙を買って納入しろと云われて購入する場所には警親会などと外郭団体の徴収機関がある。免許書き換えも、交通安全委員会とかの高い手数料がある。入らなくてはならないように仕組まれている税金に等しい。駐禁もカメラ一つで禿鷹のように摘発にくる。全部生活コストになる。

あらゆる産業に役人を食わせる為の規制の為の規制が存在し、産業や個人の生活の足を引っ張っている。本来なら、公僕として国民のお役に立つことに胸を張る存在意義があり、なんの後ろめたさもなく給与を手にすべき役人が、国民相手に無理やり作った規制を並べ手数料を徴収し、罰金を奪い、 生活している。同じ方法で退職者の再雇用をする。世界を相手に悪戦苦闘をする企業、国民、つまり税金の払い主、雇用主を食い物にする山賊にも等しい。勿論、若くして公務員になった人々がそんな考えがあろうはずがない。どこかの立派な大学を出た方々が、ご企画実行し、学閥なんぞで芋づる式にお偉いさんを順送りにして権益を温存しているに違いない。
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ある社長さんからのメール
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/2009/11/10/4686266

コメント

_ masa ― 2009/12/19 19:03

アラカン女子さん、kanchamaさん、コメント有り難うございます。

最近は注文があっても、お客さんの方が支払をしてくれるんだろうかという懸念があり、それでもやはり注文を受けて、ちゃんと仕事はするという。だいたいどこもそんな感じになっています。こういう精神的にも負の連環みたいなものを断ち切る政治を期待したいものです。しかし、日本がどうなるか分からない土壇場みたいなところで政権についた民主党とかは、本当に大変だろうと思います。

今日、紹介した社長さんのメールじゃないですけど、パラサイトを切り捨てる一方で、新しい価値を生む何かを提案していって欲しいですね。世界のどこもが羨ましいほどの水や温暖な自然があるわけで、これを活かさない手はないと思うのですが。

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