*最後まで自覚のなかったゴロツキども - 選挙報道を見て2009/08/31

昨日の夜は久しぶりに長い間テレビを見た。自公大敗北の中での報道内容で自公の連中や自公応援団の司会者、コメンテータの言うことはゴロツキそのもので、こいつらは根本的なところで何が重要か何が問題だったかを最後まで自覚できていないことを痛感した。ビートたけしや東国原、三宅、古館、フジテレビのあのババー。テレビ東京や日本テレビののクソ連中。

労働者派遣法の改悪とか格差社会とかいったとき、小泉や竹中をはじめとして、自公政権の連中は何と言ったか。例えば小泉は何と言ったか。こう言ったのだ。

「格差が出ることは悪いとは思わない。成功者をねたんだり、能力のある者の足を引っ張ったりする風潮を慎まないと社会は発展しない」

ほんの少しでも想像力があれば、この格差社会の向こうには、毎年3万人を超える自殺者、ホームレス、ネットカフェ難民、そしてその膨大な予備軍がいることはすぐに分かるだろう。つまり、小泉やその追随者・擁護者は、そんな状況が「悪いとは思わない」と言っているのだ。

これは政治の放棄そのものだろう。自殺者が毎年3万以上出て、それを問題にしない政治ってありだろうか。もしそうなら、政治なんて不要だろう。自公政権の連中は政治を放棄したのだ。政治を放棄した連中、それを支持擁護するゴロツキに民主党がああだこうだという資格があるんだろうか。民主党のやろうとしている政策をとやかくいう資格があるんだろうか。少なくとも鳩山さんたちの言葉を聞けば、民主党は政治をやろうとしている。自公と民主党との違いは、政策の違いにあるのではない。政治をやる意思があるかどうか、その根源的なところで違うのだ。

北朝鮮の金正日でさえ、建前であろうが何だろうが、自国民が飢えることを問題にする。しかし、この小泉をはじめとする自公の連中、その支持擁護者は、直接言及するのを避けているだけで、実質的に、格差が広がって自殺者がホームレスが出ても悪いこととは思わないと言い続けている。日本は、北朝鮮よりヒデー国になっていた。政治を放棄し、それを擁護してきたゴロツキどもの責任は必ず問われるべきだろう。